クリニック通信ブログ

2012.09.22更新

<アレルギー疾患の治療法>
  いよいよ花粉症の季節がやってきました。今年は前年より花粉の飛散量が多く、飛散時期も早まると言われています。

 花粉症をはじめとするアレルギー疾患は、現在では、国民の三人に一人は持っている現代病と言われ、"花粉症・アトピー性皮膚炎・気管支喘息"は日本の三大アレルギー疾患と言われています。
 人のからだには、体外から入ってきた異物(抗原)を排除し、からだを守る免疫機能があります。アレルギーとは、その免疫機能が過剰に反応を起こし、異常な症状や反応を示し、体に障害を与える病気です。つまり、アレルギーは、有害な免疫反応であり、免疫反応が自分の体に不利に働いてしまう病気です。
 アレルギーの原因は、遺伝の側面から考えられていましたが、現在では、戦後の日本の急激な生活習慣や環境(食生活・住宅・公害・ストレス)の変化など、様々な原因が重なっておこると言われています。アレルギーで心配なのは"体質だから仕方ない"と治療を諦めてしまう人が多いということです。アレルギーは"アレルギーマーチ"と言われる連鎖を起し易く、新たなアレルギー症状に進行することがあるので、根気強く治療を続けることが大切です。
《アレルギー疾患の治療法》
① 薬物療法
抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、漢方薬、ロイコトリエン拮抗薬、ステロイド薬、など。
② 星状神経節ブロック
星状神経節ブロックは、のどにある星状神経節(上半身を支配してる交感神経が集まる神経の中継所)に局所麻酔薬を注入し、交感神経を一時的にブロックすることにより、脳の視床下部の機能が改善され、全身の血液循環やホルモン分泌を正常化します。星状神経節ブロックは、本来人間が持つ自然治癒力を高めて、病気を快方へ向かわせる全身治療であるため、今まで決定的な治療法がなかったアレルギー症状を改善する画期的な治療法です。
③物理療法
星状神経節にレーザー照射(②と近似効果)


 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

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