クリニック通信ブログ

2012.12.25更新

かわたペインクリニックの不眠治療についてお話したいと思います。
かわたオペインクリニックの心療内科では、次のような不眠治療を行っています。


1.不眠症の第一アプローチ『睡眠指導』
不眠の訴えがあっても、かわたペインクリニックでは必ずしも患者様すべてに薬を処方するとは限りません
例えば睡眠リズムが後ろにずれていることで寝つきが悪くなっている時は、まずは一定時刻の起床と朝に日光に当たる睡眠指導から開始します。
又、睡眠状況をくわしく確認(睡眠日記など)してみると、実は十分に睡眠は取れていて、本人の寝たいと思う時間が、長すぎるという場合もあります。
このような場合、睡眠指導や睡眠に関する話し合いを行うことで、薬を処方しないで、不眠の悩みから解消されるケースが多くあります。

2.不眠症の第二アプローチ『薬物療法』
薬を処方する場合もすべて睡眠薬を処方するわけではなく、症状により睡眠薬以外の薬を処方することがあります

例えば、①うつ症状に不眠が合併している時は抗うつ薬、②夜中に足がムズムズして寝にくい時、③睡眠中寝言が大きく激しく動いている時など、それぞれに合った薬を不眠治療に使用します。

最も睡眠薬として日本で処方されているのはベンゾジアゼピン系睡眠薬です。ベンゾジアゼピン系睡眠薬は血中で薬の成分が減るスピードにより次に分類されます。
Ⅰ超短時間・短時間作用型⇒寝つきが悪い不眠症に有効
Ⅱ中間・長時間作用型⇒途中何度も目が覚める不眠症や朝早くに目が覚める不眠症に有効


睡眠薬治療は基本は1剤です。しかし、不眠の種類が複合する場合、二剤を使用することにより、効果を発揮することもあります

最近の睡眠薬は昔の睡眠薬に比べ安全性は格段に高くなっています。安心して使用して頂けますが、ふらつきの副作用には注意が必要です

服用後には色々な用事をしたり、お風呂に入ったりせず、布団に入るよう心がけ、お酒との併用は禁物です。

患者様がどのような症状の不眠症であるかを正しく診断・治療することが最も重要です。

不眠治療では、心療内科的な治療が必要です。
一般的には「不眠には睡眠薬による治療」と思われている方が多いかもしれませんが、かわたペインクリニックでは薬物療法だけでなく、睡眠指導による不眠治療も行っております
人それぞれ原因やタイプも違ってきますから、薬の摂取については医師に相談しながら、不眠治療を進めていくことが大切です


投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

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