クリニック通信ブログ

2012.12.10更新

師走の忙しさにかまけて、すっかりブログをご無沙汰してしまいましたsweat02sweat01
皆さんも新年を迎える準備で忙しくしていらっしゃるのではないでしょうかsign02
大掃除などでぎっくり腰や肩の痛みが生じたりしてませんか?
気持ちよく新年を迎えるために、今一度、体のチェックを行いましょうheart01

気づけばその間に2012年の流行語大賞が決まっていましたsign03

トップテンの年間大賞
スギちゃんの『ワイルドだろぉ』だそうですねshine

その他トップテン入りした流行語は
●iPS細胞(ノーベル賞 山中教授)
●維新(日本維新の会代表代行 橋下徹氏)
●LCC(ピーチ、エアジャパン、ジェットスターなど低価格航空会社)
●終活(週刊朝日編集部 故・金子哲雄氏)
●第3極(12月16日総選挙 第3極を構成する皆さん)
●近いうちに...(内閣総理大臣 野田佳彦氏)
●手ぶらで帰らすわけにはいかない(ロンドン5輪水泳選手 松田丈志氏)
●東京ソラマチ(東京タウンソラマチ株式会社)
●爆弾低気圧(株式会社ウェザーニュース)


どのフレーズも今年一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか?

ところで、まことに勝手ながら、
"当院の今年の流行語大賞"は何かと考えましたところ、あくまでもブログ担当の独断と偏見ですが、『リリカ』『トラムセット』という言葉が院内をよく飛び交っていたような気がします!

「リリカ」と「トラムセット」とは、2010年に認可された新しい疼痛治療薬です。
「リリカ」は、従来の鎮痛薬とは全く異なる新しい作用の薬剤で、既存の治療法で痛みを取りきれない場合にも大きな効果が期待できます。
「リリカ」は、カルシウムの神経への流入をストップすることにより、神経の過剰興奮を抑え、痛みを緩和するお薬です。この薬は知覚過敏を改善することにより、神経の症状を緩和します。
当院では、特に帯状疱疹後神経痛にお困りの患者様に処方し、大きな効果を発揮しています。
その証拠に「リリカは2010年4月現在、世界105の国と地域で承認され国際疼痛学会で帯状疱疹後神経痛の第一選択薬として位置づけられています。
その他、全身に我慢できない程の痛みやしびれを引き起こす繊維筋痛症などの末梢神経障害性疼痛の適応薬で、「リリカ」痛みの軽減に寄与できる有用性の高い新たな治療の選択肢として幅広く使用されています。

そしてもう一つ、「トラムセット」というお薬ですが、こちらもリリカと同じ作用で神経症状を緩和する薬で、2011年に発売されました。
「トラムセット」の特徴としては、2種類の有効成分からできている鎮痛薬です。第一の成分はトラマドール(トラマール)。オピオイドと呼ばれる特殊な鎮痛薬で、ふつうの鎮痛薬が効きにくい神経痛などによい効果を示すのが特徴です。麻薬系強オピオイドのモルヒネに比べ作用がおだやかで、便秘などの副作用も比較的少ないのが特徴です。当院では「トラムセット」の薬を処方し、大きな効果を得ている患者様も多数いらっしゃいます。

当院では、痛みの治療として、神経ブロック療法をはじめ、理学療法、イオントフォレーシス、手技療法、心理療法、漢方療法など、人によって違う症状や程度に合わせ治療法をきめ細かく選択して行われます
それでも、注射が苦手な方既存の治療法で痛みを取りきれない場合にこの新薬『リリカ』と『トラムセット』は大きな効果が期待できます。

まずはどの治療法が患者様にとって適切であるかを診断することが重要となります。当院では丁寧な診察により各種取り揃えている痛みの治療の中から、患者様にとって最良の治療を患者様とともに選択していきますので、安心してご来院ください。


投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

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