クリニック通信ブログ

2013.04.26更新

かわたペインクリニックの来院の多い症状1位は腰痛ですsign01
今回は慢性の腰痛で悩んでおられた患者様の症例です。
ご参考にして頂き、気になる症状がある方は一度ぜひご来院下さい。



①来院までの経緯 (68歳 男性)
歴史散策が趣味だったが、5年前から腰が痛く下肢のしびれがあり、整形外科で骨に異常なく坐骨神経痛と診断された。
鎮痛剤処方で痛みは改善せず、10分歩くと足が痛み歩けない間欠跛行(かんけつはこう)の症状も加わり、総合病院で腰部脊柱管狭窄症と診断された。
通院したが症状に変化なく手術を勧められ迷っていたところ、家族の紹介で来院された。
これまで、整骨院やカイロ等どこに行っても症状が改善せず、医療に対する不信感もあり、趣味も出来ず気力もなくされていた。

②治療経過
初診時、硬膜外ブロック注射と関節アプローチ療法を併用し、どんな治療でも治らないのではという不安を和らげるため心療内科のカウンセリングも同時に行いながら、2ヶ月治療を実施したところどこに行っても改善しなかった腰の痛みとしびれが軽快したと喜んで頂き、趣味復帰に向け継続治療されています。

③考察
慢性の腰痛
は、レントゲンで関節異常がわからず、骨の変性と痛みの原因も必ずしも一致しないため、画像診断主体の治療では効果がみられないことが多いです。慢性痛によくみられる痛みの悪循環を断ち切る硬膜外ブロック療法や関節機能を矯正する関節アプローチ療法が非常に有効です。又、痛みと心の関係は密接で痛みに大きく影響されている心を含めた治療が必要となります。

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

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