クリニック通信ブログ

2014.01.27更新

最近の骨粗しょう症の治療法について、お話ししたいと思います。

前回お話ししました通り、骨粗鬆症は怖い病気であるにも関らず、治療継続率が悪く、治療開始後1年で約5割の人がきちんと薬を服用出来てないというデータがあります。

よって、近年は少しでも服用し易くなるよう投与間隔や剤型に工夫が加えられ、胃腸障害等の副作用に配慮し、主流だった毎日服用に加え、週1回服用、さらには4週1回製剤が開発されました。

又、錠剤が飲みにくい人に配慮した点滴や経口ゼリー製剤も登場しています。

昨年には6か月1回の注射が発売され益々進化しています。



骨粗しょう症治療薬の種類は、具体的には下記の通りです。
日に1回、週に1回、月1回、半年に1回に服用など、幅広く開発されています。


①活性型ビタミンD3製剤⇒腸管からのカルシウム吸収増加
 ●エディロール(日1)
 ●アルファロール(日1)
 ●ワンアルファ(日1)
②副甲状腺ホルモン(PTH)⇒骨形成促進
  ●テリボン注射(週1)
③カルシトニン製剤⇒骨吸収抑制
 ●エルシトニン注射(週1)
④ヒト型抗RNKL抗体薬⇒骨吸収抑制 
 ●プラリア注射(6ケ月1)
⑤ビスホスホネート製剤⇒骨吸収抑制 
 ●フォサマック(週1)
 ●ボナロン(点滴・ゼリー)(月1回)
 ●アクトネル(月1)
 ●ベネット(月1)
 ●ボノテオ(月1)
 ●リカルボン(月1)
⑥選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)⇒骨吸収抑制 
 ●エビスタ(日1)
 ●ビビアント(日1)



投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

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