今回は、「慢性疼痛」についてお話していきたいと思います。
まずは、痛みを持続時間という観点から、次のように分類しました。
1.痛みの分類(持続時間に関連した分類)
①「急性疼痛」
ある期間内で治るような疼痛のことをいいます。
骨折に関係する疼痛、軽度の火傷や切創など短期間で治る痛みをさします。
②「慢性疼痛」
数ケ月~数年の長期間持続する疼痛のことをいいます。
長期間改善しない身体的障害に関する疼痛や疾患の進行に伴う疼痛をさします。
慢性疼痛を抱えている人は、全国に約2700万人(5人に1人)いると推定されます。
その約7割が「痛みがあっても我慢するべき」と考えていると言われます。
通院経験者の約4割が複数回通院先を変更しているというデータもあります。
慢性疼痛は、長期休職の原因・人間関係に影響など個人的な問題だけでなく、医療費の増大・生産性の損失など社会的にも大きな問題です。
かわたペインクリニックでは、慢性疼痛の治療を行っています。あきらめず受診しましょう。