以前は、「腰痛の最新治療」のうち、「①神経の障害による腰痛」についてお話しました。
今回は、「②関節や筋肉の機能障害による腰痛」について、お話したいと思います。
21世紀になり、腰痛の常識が変わり、画像主体の腰痛治療を見直し、腰痛をより正しく見分けて治療する必要が出てきました。
実際に、画像の病変の通り、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症である場合は当院では硬膜外ブロックが非常に有効です。
しかし、それでも症状が回復しない場合、画像の病変が原因ではない腰痛と考えられます。
このように腰痛の原因が椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症ではないのに、従来の画像主体の診断のためにそう診断されている人がたくさんおられます。
これらの腰痛の多くは「仙腸関節」という腰痛治療のカギを握る関節がねじれてひっかかり、関節の周りの筋肉が凝り固まり動きが悪くなったせいで、痛みやしびれが起こっています。
これを仙腸関節の機能障害と言います。
関節や筋肉の機能障害による腰痛について①
2014.11.04更新
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