2."痛みグセ"(痛みの記憶)
痛みの慢性化が生じる一つめの要因は、「痛みの記憶(痛みグセ)」です。
痛みは、体に起こっている異常を知らせるシグナルであるため、脳は、その痛みを忘れないように記憶するようになっています。
痛みの信号は、症状が長引けば長引くほど、脳に記憶されてしまいます。
「痛みの記憶」のことを、当院では、『痛みグセ』という言葉を使って説明しています。
脳に『痛みグセ』がつかないようにするためには、脳が痛みを記憶してしまう前に、痛みを取り去ることが重要です。
できるだけ早期に治療することが、大事な理由が、ここにあります。