クリニック通信ブログ

2016.09.06更新

5.痛み治療のゴール(目標)の設定方法
ゴール(目標)を達成した時を実際にイメージしながら、「具体的な・肯定的な・無理でない治療目標」を設定します。
「痛みに悩まされずに元の生活状態に戻ること」、「痛みを自己管理できるようになる」という最終目標に向けて、患者さんと医師が同じ方向を向いているかどうかを判断するために、短期目標を間に設定しながら、最終目標を目指すことも大切です。

<目標設定の例>
★良い例◎
◎①「まずは眠れるようになる」(⇒具体的で短期目標としても◎)
◎②「今まで問題なくできてた事が薬に頼らずできるようになる」
(⇒①と②の良い例は、目標としている事が明確で、実生活上で良くなったと判断できる状態が患者様と医師で共有できる)

★悪い例×、③~⑤
×③今より少しでも良くなるようにする (⇒具体的でない)
×④症状をゼロにする (⇒実生活上、何かしらの痛みは感じることもあり、日常でさしつかえない症状まで治療対象に含めている)
×⑤目標設定しない (⇒無意識に③か④になっている事が多い)



投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

entryの検索

カテゴリ

かわたペインクリニックかわたペインクリニック診療内容
心療内科クリニック通信ブログ
医療機関の方へ求人情報
リンク集Facebook