クリニック通信ブログ

2012.09.14更新

かわたペインクリニックの入口を入ると、まず車いすコーナーがあります。


かわたペインクリニックはペインクリニックですので、体のどこかが痛い患者様がご来院されます。


中には、腰痛がひどいため、足が痛いため、歩行困難で車いすでご来院される患者様もいらっしゃいます。

そんな患者様に安心してご来院いただけるように車いすのスペースを確保しています


 

また、入口奥にはトイレを設置しています。

かわたペインクリニックがある商業ビル"パラディⅡ"5階には共有のトイレがありますが、当院専用トイレを設置しています。

また、かわたペインクリニックの理念である『当院で過ごして頂く時間・空間全てが治療』という考えから、限られたスペースの中に女性用トイレと男性用トイレを二つ用意して、患者様が院内でよりくつろいでいただけるよう心がけています。


投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2012.09.14更新

<頭痛の治療法>

『かわたペインクリニックにおける来院理由となる症状(上位10位)』についてお話してきましたが、今後は、その他の来院理由として多くみられるペインクリニック領域の症状についてお話していきたいと思います。
 第一弾として、今回は、『頭痛』についてお話します。 『頭痛』は、日本人の約3~4割の人が慢性的な頭痛を持っていると言われていますが、我慢強い日本人社会では頭痛は病気であるとの認識が低いようです。まずは「頭痛は病気である」ということを認識し、知識や理解を深め、適切な指導・治療を受けて、快適な生活を送れるよう心がけましょう。
 筋肉・精神的緊張(身体的・精神的ストレス)が原因の頭痛を緊張型頭痛と言い、頭痛を訴える人の約8割がこのタイプです。徐々に痛くなってくる頭痛で、両側の後頭部から首筋にかけてはちまきで締め付けられるような痛みや頭重感が、1週間位持続し、多くの場合、肩こりや眼の疲れ等を伴います。
 頭の血管が拡張して炎症を起こし、血管周囲の神経が刺激されて起こる頭痛に片頭痛群発頭痛があります。片頭痛は、思春期~40歳代の女性に多く、月に数回起こるとても我慢できない拍動性の激しい頭痛で、4~72時間程続き、ひどい時は寝込んでしまいます。吐き気を伴ったり、音や光に過敏になったり、前兆として目の前にチカチカした光が出たりする場合があります。群発頭痛は、片頭痛に比べると稀な病気ですが、痛みに関しては片頭痛に勝り、20~30歳代の男性に多く、1年に1回季節の変わり目など決まった時期に1ヶ月間程毎日のように片側の眼の奥がえぐられるような激痛があり、涙や鼻水を伴い、夜中に痛くて目が覚めることがあります。その他、市販の頭痛薬を飲みすぎるために起こる薬物乱用頭痛や顎関節症や三叉神経痛などによる頭痛、生命の危険があるくも膜下出血や脳腫瘍や髄膜炎などによる頭痛もありますので、必ず医師の診断を早期に受けましょう。
《頭痛の治療法》
① 薬物療法
筋肉・精神的緊張緩和に筋弛緩薬・循環改善薬・抗不安薬、炎症を抑える消炎鎮痛薬、発作時も有用な片頭痛の特効薬で血管拡張を抑制し予防するトリプタン製剤等を処方。
② 神経ブロック療法
痛みの引き金となる部位にトリガーポンイト注射や星状神経節に局所麻酔薬を注射する星状神経節ブロックにより痛みの伝達を抑え、痛みを和らげる。
③ 物理療法
温熱療法にキセノン、圧痛点・経穴にレーザー照射、筋肉の収縮により筋肉を和らげる高周波など。
④ 徒手療法
関節矯正の関節アプローチ療法などの東洋医学も効果的。
 

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2012.09.13更新

こんにちは!かわたペインクリニックの様子を紹介します。今回は玄関の様子です。
こちらがかわたペインクリニックの玄関です。

両面ガラス張りで院内の様子が見える造りになっています。
常に患者様に開いたオープンなクリニックを目指しています。
玄関の左側には、当院の各種パンフレット設置コーナー最新のご案内を掲載した掲示板を設けています。
これらのコーナーは休診日にも常に設置しております。
当院にご興味のある患者様が、いつでも気軽に当院の案内を見ることができ、手にすることができるように心がけています。
パンフレットには、①当院の病院のパンフレットはもちろん、②当院の各種治療法(たとえば硬膜外ブロックやトリガーポイント注射など)のパンフレット③当院によく来院される症状(腰痛や肩こり、帯状疱疹後神経痛など)のパンフレットがあります。

当院のことがよくわからないペインクリニックって何してるところなの?と思われている方はぜひ手にしてみてください


 

 


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~腰痛・肩こりでお悩みの方はかわたペインクリニックへ~
医療法人 良仁会
かわたペインクリニック
TEL:0742-53-1155
Mail:toiawase★kawata-cl.jp(★を@に変更してメールして下さい。スパム対策です。)
〒631-0036
奈良市学園北1-9-1
パラディII 5F
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投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2012.09.13更新

<足関節痛・足関節炎の治療法>
 今回は、『かわたペインクリニックにおける来院理由となる症状(上位10位)』の第10位となった『足関節痛・足関節炎』についてお話したいと思います。

『足関節痛・足関節炎』とは、足首の関節が炎症を起こし痛む病気です。足は体全体を支える土台なので、負荷のかかりすぎ、使いすぎなどにより、無理な力が加わると組織に炎症が起き易くなります。肥満や過労が主な原因と言われ、ひどいと足を地に着く事が出来なくなります。
その他、足の痛みでよく見られるのは、アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎(慢性的な刺激や不適切な靴等により、踵骨の後ろにあるアキレス腱やその周囲に炎症が生じる病気、痛みや腫れがみられ歩行障害を起こすことがある)、足底筋膜炎(踵から足指の付け根にのびる足裏の腱が炎症を起こす病気、原因の多くはスポーツや体重の慢性的過重で、痛みは起床時に多く歩き始めに踵の痛みがみられる)、変形性関節炎(足の関節を構成する軟骨の老化や磨耗によって起こる病気、原因の多くはけがや感染・炎症の後に生じる)、外反母趾(履物による影響で足の親指の付け根が変形、偏平足等で足に強い負担がかかるのが原因)、足根管症候群(踵と足の裏に通っている神経の圧迫や損傷により足首やつま先に痛みや痺れが起こる病気)、踵骨骨端症(成長期に外力に対し弱い骨端線といわれる軟骨層が強く引っ張られ痛みが生じる、ジャンプヤランニング等の繰り返しにより痛みが起こる)等です。
足の関節の痛みには、痛風や関節リウマチなど内科的症状も疑われ血液検査が必要ですので、早期に受診下さい。
《足関節痛・足関節炎の治療法》
これらの病気の治療は炎症を抑えて痛みを取るのが基本です。そのため、安静、湿布、患部の固定を行いますが、痛みが強い時や慢性化している時は、神経ブロック療法を併用。
① 薬物療法
炎症や痛みを抑える消炎鎮痛剤や抗炎症薬、ビタミンB製剤、湿布や塗り薬などを処方します。
②神経ブロック療法
痛みがある神経や神経節に局所麻酔薬を注射することにより痛みの伝達を抑え、痛みを和らげる。関節内注射を行うこともある。
③物理療法
温熱療法にキセノン、圧痛点・経穴にレーザー照射、高周波、SSP(鍼治療と同様の効果)など。
④ 装具療法
足底板、患部固定にサポーター等使用(適切な靴を選ぶ)。
⑤ 徒手療法
足関節矯正の関節アプローチ療法、など東洋医学も効果的です。足底などの注射が出来ない部位でも、このような治療により痛みを取ることが出来ます。
 

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2012.09.12更新

かわたペインクリニックの様子をご紹介する今回は正面玄関です。
こちらは、かわたペインクリニックの外壁です。

近鉄奈良学園前駅北口を出て、真正面に見える近鉄商業ビル"パラディⅡ"5階エレベーターを降りていただくと、左手すぐに、この当院の外壁が見えます。駅から当院まで徒歩1分車いすでラクラク行けるバリアフリーになっています。地下に駐車場もあり、雨に濡れず、当院まで来ていただくことができる便利なクリニックです。


こちらは、玄関右手の外壁です。

院内の照明の光がもれる造りになっており、観葉植物や外待ちされる方のための待合いイスを用意して、くつろいでいただける明るい感じの玄関になっています。











投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2012.09.12更新

<三叉神経痛の治療法>

今回は、『かわたペインクリニックにおける来院理由となる症状(上位10位)』の第9位となった『三叉神経痛』についてお話したいと思います。
 『三叉神経痛』とは、顔の感覚を脳に伝え、ものを噛むときに使う筋肉をコントロールしている三叉神経(脳幹から眼神経・上顎神経・下顎神経につながる三つの枝から出来ている第五脳神経)の機能不全により痛みが生じる病気です。
三叉神経痛には次の二種類があります。
特発性神経痛は動脈硬化などで屈曲した脳深部の動脈や静脈などの血管が三叉神経を圧迫することによって痛みが生じると言われています。
② 続発性神経痛は他の病気(帯状疱疹や中耳炎、蓄膿症、虫歯等)が原因で起こる神経痛で、これらの病原菌が炎症を起こし、神経が刺激されて、痛みが生じます。
 症状としては、突然顔面に激しい痛みが襲います。それは針で刺されたような、或いは電気が走るような痛みで鼻から耳にかけての部分や口から顎にかけての部分に現れます。顔に触る、口を動かす、風が当たるなどで誘発される痛みは数秒間から数分間続き、その後しばらくしてからまた再発します。そのような症状が数日から数ヶ月続きます。激しい痛みのため、食事が十分とれず、またしゃべることもままならないため、精神的にも肉体的にも憔悴してしまう病気と言われています。年間の発症率は10万人に約4人で、男性よりやや女性に多く、中年以降に発症し、11月や2月に痛みがひどくなる方が多い。痛みを我慢したり、年だからとあきらめず、適切な治療を受けるよう心がけましょう。

《三叉神経痛の治療法》
① 薬物療法
神経膜を安定させる作用がある抗てんかん薬であるテグレトールは、神経の伝達を抑える薬で三叉神経痛の特効薬と言われます。その他、鎮痛剤や精神安定剤、ビタミン剤、漢方薬、帯状疱疹が原因の場合は抗ウィルス剤を処方。
② 神経ブロック療法
痛みがある神経や神経節に局所麻酔薬を注射することにより、痛みの伝達を抑えて、痛みを和らげます。特に、三叉神経ブロックは感覚刺激の入力を遮断し、疼痛を起こしている小脳橋角部に操作を加えることなく痛みを鎮める効果がある。
③物理療法

圧痛点・経穴・星状神経節にレーザー照射やSSP(針治療と同様効果)、高周波ブロックなど。

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2012.09.11更新

1.変形性膝関節症の治療法
  『かわたペインクリニックにおける来院理由となる症状(上位10位)』の第8位となった『変形性膝関節症』についてお話したいと思います。

『変形性膝関節症』とは、膝関節のクッションである軟骨のすり減りや筋力の低下により、膝の関節に炎症が起きたり、関節が変形したり、痛みが生じる病気です。
人が二足歩行を始めた頃からの疾病と言われ、加齢による老化現象や体重増加による膝への長年の荷重刺激等の原因の他、更年期を迎えた女性に多くみられることから、ホルモンの分泌減少による骨変性が原因とも言われています。
 症状としては、起立時痛や歩行時痛からはじまり、次第に安静時痛や夜間痛まで覚えるようになります。また、関節炎により膝関節が腫れて水がたまること(関節水腫)があります。さらに痛みのため膝関節を自由に動かせない可動域制限(膝の曲げ伸ばしの制限)や関節破壊により膝の内反変形(O脚)が生じます。進行すると歩行が困難になります。
 また、膝の痛みには、腰部関節のずれに起因する場合もあります。このような場合は、腰の治療を行うことにより症状が改善することがあります。痛みを我慢したり、年だからとあきらめず、適切な治療を受けるよう心がけましょう。
《変形性膝関節症の治療法》
① 薬物療法

炎症や痛みを抑える消炎鎮痛剤や抗炎症薬、筋肉の緊張を和らげる筋弛緩薬、末梢神経の働きを正常にする末梢循環改善剤、湿布や塗り薬などを処方します。
② 膝関節内注射
軟骨の成分であるヒアルロン酸ナトリウムを膝関節内に注入することにより膝の動きを滑らかにします。膝にたまった水(関節液)を抜くこともあります。又、炎症を抑える副腎皮質ホルモンと局所麻酔薬の混合液を注射し、疼痛を和らげます。
③ 物理療法

高周波(筋肉収縮)治療器やキセノン光による温熱療法、膝関節の圧痛点・経穴にレーザー照射など。
④ 徒手療法
膝関節矯正の関節アプローチ療法なども効果的。
⑤ 運動療法・装具療法
運動療法として足上げ運動、装具療法として足底板(足の底に履く靴敷のような装具)などが有効。
【その他日常生活の留意点】
1.肥満の解消(肥満の方の罹患率は約4倍高いと言われる)
2.足にあった靴を選ぶ
3.膝の保温(入浴やサポーター、但し、急性期は冷却が有効)
上記治療で改善がみられなければ、外科的治療もあります。

 

2.かわたペインクリニックの法人化について
 この度、「かわたクリニック」は院内のスペース拡張を行うことになりました。今まで以上に、診察室やベッド数、医療機器などを増やし、患者様により快適に診療を受けて頂ける環境作りを目指して、5月連休明けから新スペースにて診療を開始致します。
 また、当院は、2007年6月1日付で法人化に伴い、『医療法人 良仁会 かわたペインクリニック』に名称を変更致します。今後とも、あらゆる痛みに対応できる"痛みの専門クリニック"として、さらに努力していく所存でございます。なお一層のご指導ご鞭撻の程お願い申し上げます。

     (旧)                        (新)
かわたクリニック⇒  医療法人 良仁会 かわたペインクリニック


①医療法人とは?
病院や診療所などが会社のように法人として社会的・法律的に法人格を持つことをいいます。医療提供体制の確保と国民の健康保持のために医療法に定められた制度で、法人化により、医療の安定的供給が期待されています。
②法人化の目的は?
現代の高度に複雑化した社会では、医業もインフォームド・コンセントをはじめとしたコンプライアンス(法令遵守)など社会的責任が求められています。これらのニーズに対応するために、医業の非営利性を損なうことなく組織化した体制や機能が求められており、法人化することにより、医療機関として社会的信用を確立し、診療所の経営体質を強化すると共に、設備・機能の充実を図り、高度な医療の安定的供給を保持することを目的としています。
 

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2012.09.10更新

1.肩関節周囲炎の治療法

『かわたペインクリニックにおける来院理由となる症状(上位10位)』の第6位となった『肩関節周囲炎』についてお話したいと思います。

 『肩関節周囲炎』とは、一般的に四十肩・五十肩とも呼ばれ、主に壮年期以降に肩関節の痛みと運動障害を伴う病気の総称です。
肩関節とその周辺組織の退行変性(加齢による筋力の低下と衰え)による炎症が原因と考えられています。
症状としては、急性期では、安静時の疼痛や運動時の激痛を感じ、特に夜間痛が激しく、睡眠障害なども生じることがあります。慢性期では、炎症がおさまり、安静時の疼痛は消失し運動時の痛みは軽くなりますが、運動制限(可動域制限)が顕著になります。特に、腕を上にあげたり、手を後ろに回すことができにくくなり、日常生活に支障をきたします。
治療を怠ると、治癒までに長期間を要し、後遺症(肩が固まって機能障害を残したまま回復しない状態)が残る場合もあります。早期診断・早期治療が大切です。
《肩関節周囲炎の治療法》
急性期→安静とアイシング、早期治療(①、②)が大事。
慢性期→運動と保温、長期的治療(①~⑤)が大事。
① 薬物療法
炎症や痛みを抑える消炎鎮痛剤や抗炎症薬、筋肉の緊張を和らげる筋弛緩薬、末梢神経の働きを正常にする末梢循環改善剤、湿布や塗り薬などを処方します。
② 神経ブロック療法他
☆肩甲上神経ブロック、トリガーポイント注射
肩の痛みがある部位に局所麻酔薬を注射することにより、痛みの悪循環を改善します。硬膜外ブロックや星状神経節ブロックとは違い、比較的浅い神経に注射するため、通常の予防注射などと同様に気軽に受けて頂くことが可能です。
☆肩関節内注射
肩関節内に炎症を抑える副腎皮質ホルモンと局所麻酔薬の混合液、又は、ヒアルロン酸ナトリウムを注射し、疼痛を和らげます。
③ 物理療法
キセノン光による温熱療法、肩関節の圧痛点・経穴にレーザー照射やSSP(針治療と同様効果)、高周波(筋肉収縮)など。
④ 徒手療法
肩関節矯正の関節アプローチA療法なども効果的。
⑤ 運動療法他
肩関節の可動域改善訓練や肩の体操(ダンベル体操)、入浴中・入浴直後の運動、肩の保温(サポーター等)が有効。

 

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2012.09.09更新

1.帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛の治療法

『かわたペインクリニックにおける来院理由となる症状(上位10位)』の第3位となった『帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛』についてお話したいと思います。
『帯状疱疹』は、子どもの時にかかった水疱瘡のウィルスが神経の中に潜んでいて、身体の抵抗力が落ちた時に再活動を始め神経を伝わって、発疹が帯のように現れます。帯状疱疹の痛みは、皮膚症状が現れるのと前後して、ウィルスによる炎症が起こり神経が刺激されるため、ズキンズキンする痛みが現れます。通常、1カ月くらいでかさぶたがとれて治っていきますが、皮膚の症状が消えた後にも痛みが残る場合があります。これを『帯状疱疹後神経痛』といいます。帯状疱疹後神経痛の痛みは、ウィルスが神経を傷つけるために起こり、ピリピリした痛みで、衣服がすれるだけでも痛みを起こすことがあります。一方で、何かに集中していると痛みを感じなかったりするという特徴もあります。一生痛みが残る場合もあります。
《帯状疱疹の治療法》
①出来るだけ早期に治療を開始する。
②抗ウィルス薬・痛み止めを服用しウィルス増加と痛みを抑える。
③同時に初期に神経ブロック療法を行い、帯状疱疹の痛みを取り回復を早め帯状疱疹後神経痛になるのを防ぐ。
《帯状疱疹後神経痛の治療法》
①神経ブロック療法
☆星状神経節ブロック

顔・頭・手の帯状疱疹には星状神経節ブロックを行います。血の巡りがよくなり痛みがらくになります。
☆硬膜外ブロック
脊髄の周りの硬膜外という所に局所麻酔薬を注入する硬膜外ブロックは、神経を一時的にしびれさせて痛みをとるので、 首から足の先まで体のどこにできた帯状疱疹の痛みにも効果的です。
②物理療法
レーザー照射、温熱療法、電気刺激療法、等
③薬物療法
鎮痛薬・抗うつ薬・抗けいれん薬・漢方薬などの内服、局所麻酔薬配合の塗り薬などで治療します。
これらの治療でも痛みを取り除くことが難しい場合もあります。気長に治療すること、むしろ痛みを受け入れて、痛みと上手につきあって生活していくことも大切です(下記参照)。
①入浴(体が温まり血行がよくなり痛みが和らぐ)
②保温(寒さ・冷たさが痛みを増強する場合がある)
③患部への刺激を避ける(サラシや包帯を巻いた後に衣服着用等)
④ストレス・疲労を避ける(睡眠を十分にとり、リラックスして過ごす)
⑤趣味を持つ・積極的に外出(痛み以外のことに気が向くように)
 

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2012.09.09更新

こんにちは~!
かわたペインクリニックスタッフブログです。
当院では、患者様と当院のコミュニケーションの一環として、『かわたペインクリニック通信』を隔月発行しています
患者様に、当院やペインクリニックについてより理解を深めて頂き、患者様の貴重なご意見・ご感想も頂きながら、相互にコミュニケーションを図って、患者様に安心してご来院頂けるようにという思いで、『かわたペインクリニック通信』は、2005年9月にスタートしました。
患者様に愛され、おかげさまで、早いもので、今月で№43が発行されました。
当ブログのクリニック通信ブログにて、バックナンバーを随時アップしていっていますので、ぜひご覧ください。


投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

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