クリニック通信ブログ

2013.09.16更新

オピオイド薬の長所はどういった点にあるのでしょうかsign02

慢性痛は、周囲になかなか理解してもらえず、生活の質を低下させて人間らしさを奪っていきます。

オピオイド鎮痛薬は、強い鎮痛作用により慢性痛で損なわれた食欲や睡眠等の日常生活を改善することが立証されています。

オピオイド薬は、脊髄や脳などにあるオピオイド受容体という部位と結合し、脊髄や脳への痛みの伝達を遮断するため、大きな鎮痛効果を発揮します。

オピオイド鎮痛薬は、消炎鎮痛剤で効果不十分な慢性痛に効果を発揮し、自分らしく生きる人生のサポーターとして強い味方です。

慢性痛にお悩みの方は、我慢せず、ぜひご相談下さい。







投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2013.09.12更新

最近、保険適応に認可されたオピオイド鎮痛剤とはどんなお薬でしょうか?

オピオイド鎮痛薬は、脳から痛みを緩和するので慢性痛に非常に有効です。

脊髄や脳などにあるオピオイド受容体という部位と結合し、脊髄や脳への痛みの伝達を遮断するため、大きな鎮痛効果を発揮します。
侵害受容性疼痛(体の組織の損傷による痛み)はもちろんのこと、一般的な痛み止めでは効きにくい神経障害性疼痛(中枢・末梢神経の障害による痛み)にも有効です。
心因性の痛みには使用不可ですが、消炎鎮痛剤で効果不十分な慢性痛に効果を発揮します。


【当院で取り扱っている オピオイド系鎮痛薬】
①トラマール
⇒今まで癌性痛の効能しかなかったが2013年6月に慢性疼痛の効能が追加され広く使用可能となった。
②トラムセット
⇒トラマドールと解熱鎮痛薬アセトアミノフェンの配合剤で副作用の軽減をはかった製剤。抜歯後の疼痛を始め色々な病気による慢性疼痛に幅広く適用可能です。

③ノルスパンテープ
⇒変形性関節症と腰痛症で保存的治療では痛みが解消せず日常動作に障害となる場合に適用。
④コデイン(1%)
⇒消炎鎮痛剤等で効果不十分な時処方。
⑤デュロテップ
⇒癌性痛に処方されることが多いが、貼り薬のデュロテップは最後の切り札として、強い慢性疼痛に適応。






投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2013.09.02更新

慢性痛は漫然と痛み止めだけを飲んでいても治りません。
消炎鎮痛剤(一般的な痛み止め)は急性痛には効きますが、炎症を伴わない痛みや慢性痛には効きません。
最近、日本では、慢性痛に対する治療薬の選択肢がようやく充実し、先進国の中では最も遅れて、オピオイド鎮痛剤が保険適応として認可され、使用範囲がかなり広がりました。
オピオイド薬は、ニュース等で報道される"乱用麻薬"とは全く別のもので、専門医師に正しく処方されれば依存症になったりする事はありません。日本には誤った知識がまだ多く、痛みの治療が欧米に比べ大きく遅れている原因の一つとなっています。



投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

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