レントゲン時代からエコー時代へシフト④
2018.02.27更新
★運動器エコー(超音波)を使うことによって、レントゲン(X-P)では見えなかった痛みの原因を突き止め、適切な治療を瞬時に行うことができます。
レントゲン時代からエコー時代へのシフトは、確実に進行していて、運動器診療において、医師1人に対してエコー1台という時代は、もう目の前に近づいてきています。
今後、エコーを導入している医師とそうでない医師の差が歴然としてくるでしょう。
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2018.02.27更新
★運動器エコー(超音波)を使うことによって、レントゲン(X-P)では見えなかった痛みの原因を突き止め、適切な治療を瞬時に行うことができます。
レントゲン時代からエコー時代へのシフトは、確実に進行していて、運動器診療において、医師1人に対してエコー1台という時代は、もう目の前に近づいてきています。
今後、エコーを導入している医師とそうでない医師の差が歴然としてくるでしょう。
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2018.02.19更新
3.“運動器エコー(超音波)”の特徴
①軟部組織(靭帯・筋肉・腱等)を観察することが可能
MRIやCTよりも鮮明な解像度の画像が得ることができる
②被曝の心配もなく、無侵襲で、繰り返し使用が可能である
スポーツ業界でも、ドーピングの心配もなく、2020年オリンピックに向けても使用が加速される
③手軽に日常診療ですぐ使用できる
ポータブル化やデジタル化が進み、医療のさまざまな場面で、活躍ができる
④静止画ではなく、リアルタイムで、動画の画像を見ることができる
体の運動器は「動く器官」のため、動きを評価できる方が良い。リアルタイムで動きながら画像を確認できるエコーは適している。
⑤健康側部位と患部側部位のどちらも撮影が可能で、その対比も容易にできる
レントゲンと違い、被爆もないので、患部側と健康側のどちらの撮影も可能である。その対比の説明も容易である。
⑥診療時間の短縮(運動器エコーは「第二の聴診器」といわれている)
聴診器のように、リアルタイムで、診断・治療を短時間でこなすことが可能である。
⑦医療費の削減に寄与している
時間や人手がかからないエコーは、医療費削減に大いに貢献している。
⑧その場で治療を完結することができる「ワンストップメディカルケア」が可能です
MRIやCTのような検査を他の施設に依頼することがなく、エコーがあれば、その場で治療が完結することができる
⑨患者の満足度が向上する(エコーは強力なコミュニケーションツール)
医師と患者が、画像の情報を共有することによって、円滑な治療が可能である。
⑩エコーは、診断だけでなく、治療にも使える(エコーをみながら、ねらった部位に正確に注射することが可能)
診断から、即治療につなげることができることこそエコーの最大のメリットです。
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2018.02.13更新
2.“エコー(超音波)”の歴史
エコー開発のきっかけは、なんと1912年のタイタニック号沈没で、氷山の接触を防ぐ目的でエコーが開発され、人体にも適用されました。
今まで、運動器診療が、大きく依存してきたレントゲン(X線)やMRIやCTは、全て欧米発の技術です。
しかし、エコーの臨床活用の技術は、日本で開発され、ハード・ソフト共に、日本が最先端をいっています。
エコー(著音波)を使いこなしていくことは、日本医師としての誇りと使命でもあります。
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2018.02.08更新
1.“エコー(超音波)時代”が到来した背景
運動器診療(骨・関節・筋肉・神経・腱・靭帯・血管等)は、近年、骨を中心に考える「レントゲン時代」から、その場で患部を直接診て、治療につなげるという「エコー(超音波)時代」へと時代は。変わりつつあります。
今まで、画像診断の主役は、レントゲン(X線)が画像診断の第一選択という時代が長く続きました。
しかし、レントゲンは骨しか見えず、いくつかの方向から撮影した画像を元に、二次元の平面図から、三次元を推測する必要があります。
そのため、読影者により情報が異なることもあります。
それらをカバーするために作られたMRIやCTも、機械そのものの価格が高額で、検査料も高く、その上、検査の待ち時間は長く、被曝の問題から短期間で繰り返し検査ができません。
最近、画像診断の装置は日進月歩の進歩をみせ、特に、超音波は急速に普及が進んでいます。
その背景には、これまでのエコー(超音波)では見ることができなかった運動器の構成体(腱・筋・血管など)が、MRIやCTを超える鮮明な解像度の画像として、リアルタイムで得ることができるようになったことがあります。
今やエコー(超音波)は運動器診療にとって欠かすことができない重要なツールとなっています。
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