疼痛によるうつ状態(うつ病)

痛みが続くと、痛みに対する否定的な「感情」や自分自身を否定するような「思考」が現れます。痛みが続くので「活動」が低下し筋肉は弱くなり、さらに全身状態が悪化する、という“痛みを悪化させるサイクル”が生じます。研究によると、人の「感情・思考・活動」は疼痛に大きく影響し、否定的な感情や思考があると疼痛に注意が向きがちになり、その結果、さらに疼痛を感じ易くなることがわかっています。疼痛を抱えている人は、まずは「感情・思考・活動」がいかに痛みに影響しているかを知ることが、非常に重要となります。
疼痛→うつ状態→長引く疼痛という悪循環を断つためには、心療内科的な治療が有効です。

うつ病性障害・抑うつ状態とは

うつ病は、ゆううつ感や無気力な状態が長い期間回復せず、日常生活に支障をきたすようになってしまう病気です。 気分が落ち込むなどの「こころの不調」だけでなく、だるさ、不眠、食欲低下、頭痛など「からだの不調」もみられます。
うつ病は、脳内の神経伝達物質の働きが低下して活力不足となり、ゆううつな気分に見舞われるため、単なる気の持ちようではなく、治療が必要となります。
気分の落ち込みとうつ病にはいくつかの違いがあります。失恋をしたり、仕事で大きな失敗をしたりすると、気分は落ち込みます。しかし、多くの場合は数日で回復し、また元気に“頑張ろう”と思えるようになります。
ところが、いつまでたっても気持ちが沈んだまま、回復せず1ヵ月以上もこのような状態が続く場合、うつ病の可能性が疑われます。
うつ病性障害や、気分が落ち込んだ状態である抑うつ状態になることは、私たちの一生のなかではだれでも発症する可能性があり、決してめずらしい病気ではありません。
うつ病は、早期発見と適切な治療を受ければ、ある程度時間はかかりますが必ず治る病気です。

うつ病性障害・抑うつ状態の症状

うつ病は、「こころ」と「からだ」に次のような症状があらわれます。

からだの症状
  • 眠れない
  • 頭痛や肩こりに悩まされる
  • 食欲がなくなる
  • 体重が減った、または増えた
  • 動いていないのに疲れやすい
  • ときどきめまいがする
  • からだの動きが遅くなる
  • トイレが近くなる
  • からだがだるい
  • 便秘や下痢に悩まされる
  • 生理不順が続く
  • 性欲が落ちる
こころの症状
  • ゆううつな気分
  • イライラする
  • 落ち着かない
  • 集中できない
  • やる気が出ない
  • 何に対しても興味が持てない
  • 人付き合いが嫌になる
  • 仕事をしたくなくなる
  • 新聞やテレビを見なくなる
  • 身だしなみに関心を払わなくなる
  • 悲しい気持ちになる
  • 根拠もなく、自分の責任だと思う
  • 過去の小さなことを思い出しては悩む

これらのうつ病のサインを単なる疲れと見逃さないで下さい。心が弱いからでも甘えているからでもなくストレス等によって脳の中で意欲や活力を伝達する働きをする物質(神経伝達物質)の働きが悪くなるために起こります。

うつ病性障害・抑うつ状態の治療

うつ病は、早い段階に、適切な治療を受ければ治る病気です。
しかし、放っておくと慢性化しやすく、再発しやすい特徴があります。
治療の基本は「休養」と抗うつ薬などの「お薬」になります。うつ病の多くはお薬を服用することでよくなります。
抗うつ薬脳内神経伝達物質のバランスの乱れを修正することによりうつ症状を改善します。 ただし、いくらお薬を飲んでも、病気のきっかけとなったストレスを受け続けている状態では、なかなか良くはなりません。ストレスをためない生活を送るよう心がけましょう。
医師と患者が繰り返し面接を行い、患者が抱える悩みや不安を取り除く精神療法リラクゼーション療法は、考え方を少しずつ変え、柔軟性をもつようになることでうつ症状を治したり、再発を予防したりします。
お薬を飲みながら、十分な「休養」をとること、また、こころの負担になっているような「環境の調整」も必要です。
うつ病を長びかせないためにも、きちんと医師の指示に従って治療を続けていくことが大切です。

薬物療法

治療の基本は「休養」と抗うつ薬などの「お薬」になります。うつ病の多くはお薬を服用することでよくなります。抗うつ薬は脳内神経伝達物質のバランスの乱れを修正することによりうつ症状を改善します。 ただし、いくらお薬を飲んでも、病気のきっかけとなったストレスを受け続けている状態では、なかなか良くはなりません。ストレスをためない生活を送るよう心がけましょう。

手技療法

●遠絡療法(ENRAC療法)
体の二点を同時に押すことにより、元のきれいな生体の流れを取り戻し、人間が本来持つ治癒力を有効に引き出します。生体の流れを良くすることで、身体の痛み・重み・しびれを取り除く治療法です。また、自律神経のバランスを調整し、不定愁訴を改善します。
●整膚療法
整膚とは皮膚を整え、血液・リンパの流れを良くし、筋肉・内臓・自律神経に良い影響を与える優しいマッサージです。病気の改善やリラクゼーション、健康維持に役立つ手技療法です。皮膚を優しく手指で気持ちよくつまんで引っ張ることで皮下組織が陰圧状態になり、血液やリンパの流れを良くして老廃物を洗い流す治療法です。
●アロマセラピー
アロマオイルを使用したトリートメントにより心と身体を癒し、ストレスで緊張した神経と筋肉をリラックスさせます。リンパの流れを良くすると共に自律神経のバランスを整え、免疫力を高め、筋肉のこわばりを緩めます。

心理療法

●認知行動療法
「どんな時に痛んだり不安になったりしてその時どう考えたか」、「どんな時に調子よくてその時どう考えたか」など、認知(ものごとの考え方)の歪みを修正して合理的な考え方が出来るように練習することで不安や痛みを軽減します。かたよった思考パターンを正しくしていく治療法です。悲観的思考パターンを健全な前向き思考パターンと比較し、考え方の多様性を知り楽観的思考に傾くように導きます。
●腹式呼吸法
痛みや不安があると人は浅く早い呼吸をする傾向にあります。それがまた新たな身体症状を生み出す引き金になります。深くゆったりした呼吸をお腹でする事で痛みや不安を和らげることができます。
●復職リハビリ
うつ症状などにより休職状態から、スムーズに職場復帰するための復職リハビリプログラムです。当院オリジナルの復職シートを活用し、心と体のリハビリを両面からサポートします。うつ病は適切な治療によって回復することができます。うつ病で休職していた人も症状が改善すれば職場復帰できます。しかし、治療に専念していた環境からいきなり職場復帰するには体力的にも精神的にも容易ではありません。スムーズな職場復帰する為にはそれなりの準備が必要になります。職場復帰後の再発や再休職を防ぐため病気に対する理解を深めセルフケアの方法を身に付ける必要があります。
<当院の職場復帰のための復職リハビリプログラム>
①当院オリジナルの復職シートを活用して職場復帰を目指す
②治療専念期・リハビリ期・職場復帰準備期・職場復帰後の4つの時期に応じた準備をサポート
③心と体のリハビリを両面からサポート

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