膝痛・変形性膝関節症

『変形性膝関節症』の症状について 

『寒くなると膝が痛い』『階段の上り下りの時に膝に違和感を感じる』という方は多いのではないでしょうか?これらは膝痛の初期サインです。

16割の人が膝に違和感

24人に3人が膝の痛みを我慢

3要支援の原因で関節症は老衰に次いで第2位

日常生活に重大な影響を与えながら「年だから」と我慢する人も多い中高年の膝の痛み。その原因で最も多いのが、膝関節の軟骨が磨り減り、関節の炎症や変形を生じて強い痛みなどが起こる「変形性膝関節症」です。
「変形性膝関節症」は早期治療が大切で、早めの対処によって改善も期待できます。しかし、変形性膝関節症の特徴は、進行が非常にゆっくりであるということです。そのため往々にしてひどい痛みが生じるまで放置され易く、また「年のせいだから」と治療をあきらめてしまったり、自己流の治療をしてしまう方が多いと言われています。初期サインを見逃さず、膝に違和感を感じたら早期来院を心がけましょう。また、自立したシニアライフのためにも、膝の健康は大切な問題です。介護予防という観点から運動器の老化は避けられなくても、早期治療を受けることで障害にまで進行することは予防できます。早期の治療で、心身ともに充実した自立したシニアライフを送りましょう。

『変形性膝関節症』の治療について 

薬物療法

炎症や痛みを抑える消炎鎮痛剤や抗炎症薬、筋肉の緊張を和らげる筋弛緩薬、湿布・塗り薬等。

膝関節内注射

変形性膝関節症に最適な治療法で、長い歴史を持ち広く普及した治療法で安心して受けていただけます。注射することで痛みを抑えるだけでなく、病気の進行の抑制が期待できます。軟骨の成分であるヒアルロン酸を膝関節内に注入することにより、膝の動きを滑らかにし、痛みを軽減します。膝にたまった水を抜いたり、炎症を抑えるステロイド剤と局所麻酔薬の混合液を注射し、疼痛を和らげる場合もあります。

理学療法・リハビリ

理学療法士による理学療法、高周波(筋肉収縮)治療器やキセノン光による温熱療法、膝関節の圧痛点・経穴にレーザー照射など。

徒手療法

膝関節の動きを正常にする関節リリース療法や関節アプローチ療法などの東洋医学も効果的です。

関節リリース療法

注射で筋肉をゆるめ血行を良くしたあと、手技でさらに関節の動きを良くします。注射と併用してこの手技で関節の動きを正常にすることにより、関節が原因で起こる痛みやしびれを軽減します。

関節アプローチ療法

関節の動きを正常化させることにより、痛みを軽減する手技療法です。
痛みの原因となる関節を手技により正常な状態に回復し、関節が原因で起こる痛みやしびれを取り除き、関節の運動障害を改善します。

整膚療法

整膚とは皮膚を整え、血行・リンパの流れを良くし、筋肉・内臓・自律神経に良い影響を与える優しいマッサージです。病気の改善やリラクゼーション、健康維持に役立つ手技療法です。皮膚を優しく手指で気持ちよくつまんで引っ張ることで皮下組織が陰圧状態になり、血液やリンパの流れを良くして老廃物を洗い流す治療法です。

アロマセラピー

アロマオイルを使用したトリートメントにより心と身体を癒し、ストレスで緊張した神経と筋肉をリラックスさせます。リンパの流れを良くすると共に自律神経のバランスを整え、免疫力を高め、筋肉のこわばりを緩めます。

装具療法・サプリメント療法など

装具療法として足底板などもあります。ドクターサプリメントの“ジョインスムース”は軟骨組織への移行が高く、関節痛に効果があります。

サプリメント療法・装具療法

“ジョインスムース”は軟骨組織への移行が高く、関節痛に効果があります。装具療法として足底板などもあります。

その他日常生活の留意点

1肥満の解消(肥満の方の罹患率は約4倍高いと言われる)

2足にあった靴を選ぶ

3膝の保温(入浴やサポーター、但し、急性期は冷却が有効)

 

膝痛の理学療法の症例1

1来院までの経緯  (65歳 女性)

変形性膝関節症で長年膝の痛みで悩んでいる。体重がかかった時や歩く時に痛い。特に階段や坂道の昇り降りがつらく、下肢やふくらはぎが常にだるく張って痛い。毎週、関節腔内注射をしているが更なる症状緩和を期待し理学療法を試された。

2治療経過

始めに下肢の筋緊張をゆるめ、膝関節の可動域をみながらストレッチをかけます。膝関節の変形により、本来使わない筋肉を過剰に使っているため、その筋肉に対してリラクゼーションを行います。又、下肢の筋肉の筋力の強化と再発予防のために、家でできる運動指導も実施しました。また、注射で筋肉を緩めた後に、理学療法を実施するので、さらなる効果が期待できます。理学療法と注射との併用で効果の持続期間も長くなり、毎週実施していた注射が隔週になったと喜んで頂いた。

3考察

器械によるリハビリと違い、手技による理学療法は①細部にわたる微調整が可能、
②対話によるリラクゼーション効果も期待、③痛みの部位だけでなく全身調整が可能、等の特徴があります。当院では国家資格を持つ理学療法士が医学的な技術や知識を駆使し施術しますので安心してお試し下さい。

膝痛の漢方外来の症例2

1来院までの経緯 (58歳 女性)

足を曲げ伸ばしすると両膝に痛みがあり整形で変形性膝関節症と診断された。湿布や痛み止めを処方されたが良くならず、夜中にうずくような痛みと熱がある炎症性の関節痛を繰り返し水がたまることもある。
最近では外出もままならない状態で、途方に暮れ来院された。

2治療経過

熱があり炎症をおこしている膝関節痛の場合ペインクリニックの中心的治療である神経ブロック療法が実施できないため、湿布や消炎鎮痛剤か、水を抜くしか対応できないと思われていました。しかし、①局所に熱がある炎症性の膝関節痛には漢方の越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)が非常に効果があるということ、②膝に水がたまるのは体内の水分の巡りが悪く、漢方でいう「水毒(すいどく)」の状態で、水毒の改善には、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)が最も効果があるということを説明し、この2種類の漢方を処方したところ、1カ月で痛みが治まり、2カ月後には膝に水もたまらなくなって、喜ばれた。

3考察

西洋医学的に治療方法が限られる場合、体質や症状にぴったり合った漢方薬を使えば驚くべき効果をあげることがあります。漢方を正しく処方できる医師に相談することが大切です。

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