クリニック通信ブログ

2012.08.22更新

「冷感湿布(冷シップ)と温感湿布(温シップ)の選び方」

肩こりや腰痛の時に、自分で手軽にできる緩和方法として「シップを貼る」という人は多いようです。ドラッグストアでも購入しやすいですし、なんといっても貼るだけなので、手間いらずという点も、忙しいビジネスパーソンにとっては助かります。

しかし、いざドラッグストアに行き、湿布売り場の棚をみると、種類が豊富でどれを選んでよいか迷うという声も多いです。そこで初めて冷感湿布と温感湿布、どちらを選べばよいのか?という疑問にぶつかる人も。冷感湿布と温感湿布の違いは意外と知られていないようです。

冷感湿布は、皮膚に貼るとひんやり冷たく感じ、温感湿布は温かく感じます。読んで字の如しですが、商品によっては消炎・鎮痛成分のある薬剤が含まれ、痛みを和らげる効果が期待できます。冷感湿布と温感湿布どちらを選ぶか判断しかねた場合に、肩こりの人が冷感湿布と温感湿布の両方を別々の日に試したところ、貼っている間はどちらも同じように楽に感じられた、という話があります。

これは、冷感湿布のス~っとひんやりする感覚と温感湿布の温かい感覚が、痛み感覚よりも速く脳へ伝わることで、痛みが抑えられ楽になったと感じられたためです。温感湿布は温かさはを感じても、実際に筋肉のコリほぐすようにその部位を温めているわけではありません。

冷感湿布と温感湿布のどちらを選ぶかは、冷たさを気持ちよく感じるか、温かい感覚が心地よいかで判断してもよいということになりますが、温感湿布に含まれるトウガラシ成分は、血流が良くなり一時的に皮膚の温度を少し上昇させるとも言われています。

そ ういったことを考えると、症状が急性(急な痛み・炎症があり熱をもっている)か慢性(長く続いている)であるかというところで、湿布選びを判断することも できます。詳しい例では、ぎっくり腰や寝違え、ぶつけてしまったといった場合が急性症状であると考え、冷感湿布を選びます。

しかしながらまずは、湿布選びではなく、まず医療機関に通院される事をお勧めします。
といいますのは、ただの肩こりや腰痛などでない場合も考えられるからです。特に慢性化している場合は、違う病状だったりする場合もございます。
その場合、処置が遅れると後々で大変なんて事も考えられますので、ぜひ当院へお越しくださいませ。
かわたペインクリニックでは、問診表を書いていただき、その後ナースによる痛みなどをお聞きする問診、院長による診察及び処置と丁寧に細かく患者様へ接しております。

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

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