クリニック通信ブログ

2013.05.21更新

1.花粉症の症例①
①来院までの経緯 (37歳 女性、花粉症暦8年)
のどの痛み、くしゃみ、鼻水は当たり前、目も痒く、目やにも多く、ひどい時はひどい肩こりや頭痛を伴い、病院で処方された薬すらまったく効かない状態でした。真夏と真冬以外は花粉症の症状に苦しみ、その症状は年々ひどくなり、ひどい症状の期間も長くなり、辛くて知人の紹介で当院に来院された。
②治療経過
「花粉症=アレルギー性鼻炎=免疫異常=脳下垂体の異常」と捉え、脳下垂体近くの視床下部に働きかける星状神経節ブロックを実施することで、ピークだった花粉症症状が嘘のようにラクになった何より、翌年、症状が出なかったことに驚かれ、根治治療がないと思っていた花粉症に対して星状神経節ブロックがアレルギー体質そのものを改善することができると知り、とても喜んで頂きました。
③考察
星状神経節ブロックの鼻炎に対する有効性は、田中角栄元首相が顔面神経麻痺のために実施した星状神経節ブロックで長年苦しんだ鼻炎が治り喜ばれたエピソードからもわかります。又、耳鼻科で行われるステロイド注射と違い、星状神経節ブロックは局所麻酔薬そのものが安全性の高い薬で蓄積したり習慣性もなく安心して実施して頂けます。

2.花粉症の症例②
①来院までの経緯 (52歳 男性、花粉症暦15年)
長年、肩こり・頭痛を伴うひどい花粉症に苦しんできた
発症してから多くの病院をはしごし、あらゆる民間療法・サプリメント・薬品等を試してきたが、根本解決には至らなかった。ピーク時には抗ヒスタミン剤・点鼻薬・ティッシュが手放せず、副作用で朦朧とした状態で仕事にならないので、花粉症の予防が出来ないかをネットで調べ来院された。
②治療経過
花粉症のシーズン前に来院されたので、早期から免疫機能を正常に戻す星状神経節ブロックを行ったところ、その年は花粉症の症状が出ず、町でマスクしている人を見ると優越感を感じたと喜んで頂きました。
③考察
一般的に花粉症の症状がひどくなってからでは、その症状をおさえるだけの対症療法として薬物療法を用いますが、その場合、眠気やだるさなどの副作用を伴うことがあります。花粉症をうまく乗り切るためには、症状が出る前、又は、出た後でも軽いうちから治療を受けるようにして下さい。ひどい症状が出てしまった後でも、星状神経節ブロックなら即効性がある場合もありますので、諦めないで受診して下さい

3.心理検査
かわたペインクリニック心療内科では、初めて心療内科を受診される前にすべての患者様に、簡単なチェック形式の心理検査を受けて頂いています
メンタルの悩みが中心で受診された患者様には、診察前に心理検査で状態を広く確認させて頂くことで、限られた診察時間の中でとくに困っている症状を詳しくお尋ねすることができます
痛みの症状がメインで受診された患者様の中には「なぜ心理検査をするの?」と思われる方もいるかもしれません。
ところが心理検査をさせて頂くことで、不眠や不眠、うつ症状などが痛みに合併していないか確認できたり、また痛みの増強にメンタル的な要因が影響していないかの参考にすることができる等、実は治療を進めていく中でとても役立っています。
初診時の心理検査には、上記の他に、もう一つ大事な役割があります。
それは治療経過の評価です。患者様には数ケ月から1年くらいの経過の中で、心理検査を再び受けて頂くことがあります。日々の生活の中では、症状の変化に気づきにくい場合でも、心理検査では以前の状況と同じ内容で比較することができ、どの症状が改善しているのか、あるいは変化していないのかが見えてきます
人の記憶では、数日前や数週間前の自分の症状と今を比較することや、以前のとくに強く記憶に残っている症状と今を比較することはある程度可能ですが、全体的な状況を比較できるほどは覚えていませんし、それほど正確でもありません。このように心理検査を実施して、記憶として残しておくことは実は先々の治療にもとても役立っているのです

4.スタッフおすすめ治療『足底板』
私は膝の痛い方に足底板をおすすめしますよくはかれる靴底の外側が磨り減っていませんか?そんな症状があるなら変形性膝関節症を考えます。足底板は膝にかかる重心を外に逃し、膝関節の矯正を行うことで、痛みを軽減し変形の進行を抑えます。当院では一人ずつ足形をとってオリジナル足底板を作成します。健康保険が使えますので、お声かけ下さい。


投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

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