クリニック通信ブログ

2014.05.12更新

前回お話ししました通り、慢性痛のメカニズムを理解したら、次は慢性痛の誘因を考えてみましょう。

痛みに対する誤解や間違った対処法が、痛みを助長・増悪させています。
怪我などをした場合、肉体が損傷したという信号は末梢神経から脊髄を通って脳に到達します。
その信号が脳で痛みという感覚に作り替えられます。
その際に脳は脊髄のゲートを開けたり閉じたりし脳に到達する痛みの信号を調節しています。

抑うつや不安・怒りなどの否定的な感情はゲートを開き、より多くの痛み情報が通るようになり、前向きな感情はゲートを閉じて痛み情報を制限します。
そして、楽しい活動を増やすことでゲートを閉め脳へ行く痛み情報を減らすことができます。





投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

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