クリニック通信ブログ

2015.01.12更新

「腰痛の最新治療」のうち「①神経の障害による腰痛」と「②関節や筋肉の機能障害による腰痛」についてお話してきました。
今回は最後に「③心因性の腰痛」についてお話したいと思います。


最近の臨床研究で、痛みの原因がないのに精神的なストレスや不安から痛いと感じたり、弱い痛みを強く感じたりする心因性の腰痛があることが科学的に確かめられております。

1..心因性の腰痛とは?
私たちは痛みを脳で認識しています。
脳は部位によって様々な働きをつかさどっていますが、最近の研究では、痛みを認識する場所が、人が通常ストレスなどを感じる時に働く場所と同様であることが明らかになってきています。
また、脳には痛みを抑制するシステムもあります。
精神的ストレスが続くと、このシステムがうまく働かなくなります。
痛みが長引くことの多い腰痛では特に心の状態による影響も大きいと考えられています。



投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

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