痛み治療のゴール(目標)を設定する重要性④
2016.08.30更新
4.痛み治療の進め方~治療を停滞させないために~
痛みの治療(特に慢性疼痛)では、完全に痛みを消失することができないこともあります。
痛みをゼロにするということにこだわりすぎると治療はズルズルと経過し停滞してしまいます。
痛みだけにこだわらずQOL(生活の質)やADL(日常生活動作)を向上させ、生きがいのある生活を送ることが最も重要な目標と考えます。
「痛みを日常感じる程度にすること、もしくはそれ以下にすること」が基本的な目標となります。
さらに、治療開始から、いかに早く、患者さんと医師が共有できる目標を持てるかどうかも、治療を停滞させないための大切なポイントとなります。
投稿者: