どんな症状(‘熱が出た’、‘口が痛い’など)にも、その前に必ず何かのエピソードがあります。
そのエピソードの結果として症状が起きています。
例えば「風邪」の場合はどうでしょう?
①‘傘を忘れて、ずぶぬれになり家に帰った’
→②‘家に帰ってからもずぶぬれのままでいた’
→③‘風邪をひいて熱が出た’
風邪をひいて、熱が高い時は、解熱薬を飲みます。
しかし、それは根本的な治療ではありません。
風邪には、安静と休養が治療になります。
熱は風邪が治れば自然に下がります。
このような一連の症状の経過を、いつも「川の流れ」のように感じてお話します。
① は上流を流れる川、
②は中流を流れる川、
③は海の直前の河口、
という感じです。