クリニック通信ブログ

2018.11.22更新

2. 痛みの役割とは?

②何らかの気持ちを伝える役割~

「不安」・「怒り」・「恐怖」などの“マイナスの感情”は、脳で「痛み」に置き換わって感じることがあると、最近の研究でわかってきました。

痛みには「①体の異常を知らせる役割」とは他に「② 何らかの気持ちを伝える役割」もあると考えてみてはどうでしょう?

あなたのその「痛み」は何らかの気持ちを伝える役割で起きていて、もしかするとあなたの気持ちのサインのあらわれかもしれません。

原因不明の慢性痛の方は、一度、以下のことをチェックしてみてください。

●初めて痛みを感じた時や痛みが増強した時、ショックな出来事や何か強いストレスがなかったか?

●痛みを少し楽に感じる時、不安・怒り・恐怖などのマイナスの感情がやわらいでいないか?

●痛みが強まる時に、不安な気持ちや嫌な気持ち、恐怖の気持ち、怒りの気持ちが強まっていないか?

発想の転換するこで治療の受け方に変化を及ぼし、出口が見えない慢性痛を和らげることがあります。

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2018.11.15更新

2018年11月5日(木)に発行された「週刊ポスト」に当院の記事が掲載されました。

今回は、前回「週刊ポスト」に当院の記事が掲載された『その痛みの先にある厄介な病気』の特集の第2弾で、今回は『その痛みの先にある「危ない病気」』について“膝と腰の痛み”に関する当院の記事が掲載されました。

ネットニュースの「NEWSポストセブン」(無料)のライフ欄の「ズキズキ、ビリビリ… その痛みの先にある危ない病気は何?」の記事でもご覧いただけます。

こちらをクリックしてください。

ぜひ、ご一読ください。

週間ポスト②

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2018.11.08更新

1. 痛みの役割

①「体の異常」を知らせる役割

慢性痛の方は、‘いつまでこの痛みは続くのだろう?’や‘この痛みはもう治らないのではないか?’という考えが、特に、痛みが強まる時に浮かび、不安・怒り・恐怖などの気持ちが強まるという話をよく聞きます。

このようなマイナスの感情をもたらす‘痛み’の役割は何でしょうか?

一般的に思い浮かぶのは「体の異常を知らせる役割」と思います。

痛みが「体の異常を知らせる役割」と考えれば、痛みを感じた部位の専門の診療科を受診して、その診療科で何らかの異常が見つかり、治療して治癒すれば「痛み」の役割は大成功です。

かし、慢性痛が続く方の中には、その痛みを感じる部位に異常がない、その痛みの強さに見合う問題がない方がいます。

じつは、‘痛み’はそれほど精密な感覚ではないのです。

「癌のように重篤な病気でも痛くない」こともあれば、「どこも異常がなくても痛い」ということがあります。

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2018.11.01更新

かわたペインクリニックは、2018年11月1日で、おかげさまで15周年を迎えることができました。

かわたペインクリニックでは、“日常の軽い痛み”から、かかと痛や突発性難聴、顔面痛・手痛・肋間痛・神経障害性疼痛などの特殊な痛み、難治性の痛み、慢性痛でお悩みの患者様に対して、ペインクリニック(麻酔科)・リハビリテーション科(理学療法)・心療内科を併設し、「チーム医療」が実施できる体制を整えています。

また、2018年から初診の予約枠を新たに設置しました。

初めてご来院の際やご紹介いただく際にご利用ください。

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2018.10.30更新

「集学的治療(チーム医療)」が生活の質を改善するのに、とても有効であるということが、「慢性疼痛治療ガイドライン」でも強く推奨されています。

しかし、「チーム医療」をする医療機関は全国にまだまだ少ないのが現状です。

当院では、慢性疼痛に対する的確な診断を実施し、神経ブロック療法・薬物療法・運動器リハビリテーション・認知行動療法など多くの治療法があり、麻酔科医・心療内科医・精神科医・理学療法士・看護師などによる「チーム医療」が可能です。

たとえ「痛み」を管理できる方法を学んだとしても、一緒に取り組み身近で助言してくれる医療従事者がいないと長続きしません。

どうかあきらめず、ぜひ当院にご来院下さい。

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2018.10.25更新

①麻酔科医(ペインクリニック)は、「痛み」の部位・程度・頻度などを問診・治療する、

②理学療法士(リハビリテーション科)は、日常生活や職場・仕事の状況を聞き取り、歩行など体の動きを見る、

③心療内科医・精神科医は、精神面を主にストレスや睡眠の状況を聞き取り「慢性疼痛には特効薬はないということを理解してもらい、痛みがあってもさまざななことに挑戦する前向きな思考にシフトさせる」のが役割です。

このような「チーム医療」は、身体の機能改善に効果があるということが、最近の研究で明らかになってきました。

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2018.10.18更新

3.慢性疼痛にチーム医療で効果!

体の組織の損傷やケガが治っても、痛みが長く続く「慢性疼痛」の場合、「長引く痛みによる不快感が脳や心の問題となって損傷やケガが治っても痛いというケース」や「仕事のストレスや家族・人間関係が背後に隠れているケース」が少なくないです。

そのため薬や手術で治すだけではなく、身体以外の要因を見つけ出すために、患者様を中心に、さまざまな職種の医療従事者が、原因を議論し「チーム」として取り組む必要があります。


慢性疼痛にはいろいろな角度からさまざまな医療従事者が「力を合わせて治す」という発想が必要で「チーム医療」はとても有効なアプローチです。

当院では、麻酔科医・心療内科医・精神科医・理学療法士・看護師による「チーム医療」でそれぞれが専門性を発揮し、患者様の治療方針を話し合い、痛みの治療に関わる数多くのスタッフが連携して、最適な痛みの治療へと導いていきます。

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2018.10.11更新

2.痛みを脳で克服する!
脳科学の進歩で「痛みが慢性化するメカニズム」が最近明らかになってきました。

慢性疼痛の方とそうでない方では、脳の画像が全く異なっており、慢性疼痛の方の脳の画像では「側坐核」の血流の低下が顕著で、「扁桃体」の過活動がみられます。

「扁桃体」は「痛みや不安・恐怖・悲しみ」といった情動系の役割に関わっていて、「側坐核」は「“やる気”伝達物質産生の部位」で主に快感をつかさどっています。

慢性疼痛の改善のキーポイントである「側坐核」が元気になると、脳の画像において血流の改善が顕著になります。

「側坐核」を元気にする有効な方法は、「認知行動療法」で、当院の心療内科でも実施可能です。

「認知行動療法」は「痛みに集中しないで他のことに意識を持っていくためにどうしたらよいか」を導く慢性疼痛に効果的な治療法です。

「慢性疼痛」には、「側坐核」に達成感や喜びというご報酬を与えて、側坐核を元気にしましょう!

ぜひ、お試し下さい。

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2018.10.04更新

1.慢性疼痛の治療革命

痛みは、本来、体の警告です。

しかし、体の組織の損傷や障害を取り除いても、3カ月以上続く痛みは「慢性疼痛」と言われます。

その多くは、いわゆる「原因が特定できない痛み」で、日本国内に約2300万人いるとされていて、有効な治療法も確立されず問題視されています。

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2018.09.27更新

4.側坐核を元気にする!
痛みを強くする考え方や行動の癖(×)を知り、側坐核を元気にする(=痛みを緩和する)考え方や行動の習慣(○)を身につける。
<A氏の場合>

ずっと腰が痛い。

5ケ所の病院で検査を受けても異常がなく、いろいろな治療を受けても効果がない。

家に引きこもる日が増えた。

好きな景色が見たくなって久しぶりに近所を散策したけれど、途中で痛みがあった。

×(悪い考え方)やはり病院で何か悪い病気が見逃されているに違いない。病気は難病でもう一生治らない。5ケ所通院したけどまた違う他の病院を探そう。
○(良い考え方)ずっと異常がないと言われてきた。これはきっと脳が原因だ。側坐核を鍛えよう。
×(悪い考え方)頑張って外出したのに痛く辛い。もう外出しない。
○(良い考え方)痛みはあったが好きな景色を見られたので嬉しい。次も行こう。

慢性疼痛の治療には、認知行動療法が非常に有効とされています。

お気軽にご相談ください。

 

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

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