クリニック通信ブログ

2014.11.26更新

かわたペインクリニックの年末年始の休診は、12月28日(日)〜1月4日(日)になっております。
年末は12月27日(土)の午前診察まで行います。
年始は1月5日(月)〜通常通り診察を行います。

また、12月24日(水)午前中は臨時診察を行います。

かわたペインクリニックでは、月に一度、院内研修のため、昼のリハビリ時間(1時〜4時)がお休みになる日があります。
12月は16日(火)がお昼のリハビリ時間がお休みとなっておりますので、ご留意下さい。
なお、午前診療時間(9〜12時)と午後診療時間(17〜19時30分)には、リハビリを実施しております。

ご迷惑おかけしますが、何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。



投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2014.11.20更新

「仙腸関節」という腰痛治療のカギを握る関節のねじれやひっかかりを正常にし、「仙腸関節」の周りの筋肉のコリを緩和するかわたペインクリニックの治療には、次のような治療があります。

①神経ブロック注射
関節近くに局所麻酔を注射すると、関節が緩み関節の動きが正常になります。
できるだけ仙腸関節の近くに注射するには高度な経験と技術が必要です。

②トリガーポイント注射
筋肉が凝り固まった場所をトリガーポイントと言い、そこを刺激すると筋肉のコリが緩和します。
体に数多くあるトリガーポイントの中から痛みの原因となるポイントを的確かつ迅速に探し出すのは容易ではないため、高い経験と技術を有する治療です。

③関節の動きを正常にする手技療法
確かな東洋医学理論に裏づけされた手技療法を用いて関節の動きを正常にする治療を実施することによって、関節が原因で起こる痛み・しびれを取り除き、関節の運動障害を改善します。
西洋医学ではカバーできない「痛み」の治療が可能です。



投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2014.11.10更新

前回は、腰痛の多くは「仙腸関節」という腰痛治療のカギを握る関節がねじれてひっかかり、関節の周りの筋肉が凝り固まり動きが悪くなったせいで、痛みやしびれが起こるという話をしました。

この仙腸関節のひっかかりやねじれを修復しない限り、関節の動きは元に戻りませんし、そのまま放置しておくと、骨盤の後ろ辺りの腰に強い痛みが出現し、太ももの裏側から足先のしびれや痛みが生じます。

一般的に、椎間板ヘルニアなどに特徴的な症状とされてきた痛みやしびれの大部分が仙腸関節の機能障害による可能性があります。

又、仙腸関節は、従来「動かない関節」と信じられてきました。

「動かない関節」には"機能障害は起こらない"だから"腰痛の原因になるはずがない"というのが、医学界の定説でした。

しかし、現在は、仙腸関節は「動く関節」で、これらの仙腸関節のひっかかりを元通りに戻してあげれば、仙腸関節の機能障害は治るという考えが主流になってきました。



投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2014.11.04更新

以前は、「腰痛の最新治療」のうち、「①神経の障害による腰痛」についてお話しました。
今回は、「②関節や筋肉の機能障害による腰痛」について、お話したいと思います。

21世紀になり、腰痛の常識が変わり、画像主体の腰痛治療を見直し、腰痛をより正しく見分けて治療する必要が出てきました。
実際に、画像の病変の通り、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症である場合は当院では硬膜外ブロックが非常に有効です。
しかし、それでも症状が回復しない場合、画像の病変が原因ではない腰痛と考えられます。
このように腰痛の原因が椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症ではないのに、従来の画像主体の診断のためにそう診断されている人がたくさんおられます。
これらの腰痛の多くは「仙腸関節」という腰痛治療のカギを握る関節がねじれてひっかかり、関節の周りの筋肉が凝り固まり動きが悪くなったせいで、痛みやしびれが起こっています。
これを仙腸関節の機能障害と言います。


投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2014.10.23更新

かわたペインクリニックでは、月に一度、院内研修のため、昼のリハビリ時間(1時〜4時)がお休みになる日があります。

11月は18日(火)がお昼のリハビリ時間がお休みとなっておりますので、ご留意下さい。

なお、午前診療時間(9〜12時)と午後診療時間(17〜19時30分)には、リハビリを実施しております。

ご迷惑おかけしますが、何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。


投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2014.10.19更新

今回は「③心因性の痛みの治療薬と痛みのメカニズム」と「④脳や脊髄の痛みの治療薬と痛みのメカニズム」についてお話ししていきたいと思います。

「心因性の痛み」とは、神経・体にはあまり問題ないのに痛い、心理的問題・社会的要因等多くの要素で成り立つ痛みなどを言います。
これら痛みは薬物療法だけでなく精神療法を同時に行うと有効です。
 


また、「脳や脊髄の痛み」は、交通事故等で、脳や脊髄が損傷して感じる痛みなどを言います。
これらの痛みは、薬では取り切れない痛みが残ることもあり、考え方や意識・行動の工夫も大事と言われます。


以上のように「痛み」と言ってもいくつもの種類があり、また実際にはそれらが様々な割合で組み合わさっています。
そのため、痛みの治療は、原因に応じた治療が必要となり、内服薬や神経ブロック注射、理学療法、精神療法などを上手に組み合わせた、総合的な治療が必要となります。



投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2014.10.13更新

今回は「②末梢神経そのものの痛みの治療薬と痛みのメカニズム」について、お話しします。

末梢神経そのものの痛みは、帯状疱疹後神経痛や糖尿病によるシビレや痛み等、外傷はないが神経そのものが原因で起きる痛みです・。
この痛みには、一般的に抗てんかん薬、抗うつ薬(三環系抗うつ薬・SNRI)が効果があると言われ、又、最近では、神経痛治療薬のリリカや痛みに対する有効成分を組み合わせたトラムセットが開発され、薬の選択肢が増えました。



投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2014.10.07更新

痛みは、傷や心が絡み合って、脳が感じています。

「痛み」は、単純な反射的感覚ではなく、心の動きや情動を伴った苦しみ・不安など人が「感じる」体験だと考えられています(国際疼痛研究学会)。

痛みの原因は大きく次の4つに分けられます。
①傷から末梢神経を通じて脳へ伝えられる痛み
(膝をすりむいたり、熱いヤカンに触れた時の痛み等、外傷)
②末梢神経そのものの痛み
(帯状疱疹後神経痛・糖尿病によるシビレや痛み等、外傷はないが神経そのものが原因で起きる痛み)
③心因性の痛み
(神経・体にはあまり問題ないのに痛い、心理的問題・社会的要因等多くの要素で成り立つ痛み)
④脳や脊髄の痛み
(交通事故等で、脳や脊髄が損傷して感じる痛み)

上述のそれぞれの痛みと治療薬について、お話ししていきたいと思います。

今回は、「①傷から末梢神経を通じて脳に伝えられる痛みと治療薬」についてお話しします。
 

一般的な痛みで多くの方がイメージする痛みのほとんどがこの痛みで、「痛い」と感じている傷の場所で炎症が起き、痛みセンサーを興奮させる反応が生じて起こる痛みです。
 この痛みの治療の代表薬が、普段、皆様が病院や薬局で処方される痛み止めで、大半が非ステロイド鎮痛薬(NSAIDs)で、ロキソニン・セレコックス・ボルタレン等です。
これらの薬は、①の痛みで起きる"炎症や痛みセンサーを興奮させる反応"を抑えてくれます。
言い換えると、NSAIDsが効くという事は①の痛みの可能性が高く、その薬が合っている痛みと言う事ができます。
他方、これらの薬では痛みが少ししか改善しない、又は、全く効果のない場合、感じている痛みは後述の②~④の痛み、又は、①~④の痛みが組み合わさっている状態と考えられ、この状態でNSAIDsを飲み続けるといたずらに服薬量が増えたり、効果はないけれども副作用の可能性が高くなることもあります。



投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2014.07.07更新

痛みを上手に伝える方法についてお話しします。
ポイントは下記の8点です。


1.痛みの発症時期・きっかけ
いつどうして痛みが発症したか、その後の痛みの経過を確認。

2. 痛みの部位・強さ
①痛みの部位
痛み部位がどこか、複数あるか、広範囲か、痛みが違う部位へ移動したか等を確認する。
②痛みの強さ
一番痛い時を「10」とすると今いくつか(初診時の評価が重要)。
一番強い時や弱い時、平均の痛み等に分けて評価し、痛みの強さを数値や言葉で表します。


3. 痛みの性質
痛みの性質や状態(鈍い・鋭い・重い痛み・ピリピリ・ジンジン等)、筋肉痛・神経痛・関節痛・心因性痛か等を確認する。

4. 痛みのパターン
一日の大半を占める持続痛か、一過性の痛み(一時的・周期的・間欠的)か、一日の痛みのパターンを確認する。

5. 痛みの増悪因子と軽快因子
どうすると痛みが悪化し、軽減するか?痛みを強くする要因(動くと痛い・夜間になると痛い・不安になると痛い等)、痛みを緩和する要因(安静・保温・マッサージ等)を確認。

6. 日常生活への影響
痛みが日常生活に支障を来しているか?(痛くて眠れない・痛くて仕事や家事が出来ない・痛くて食欲がない等)。

7. 現在行っている治療の反応
現在行っている治療の効果を確認します。治療により減った痛みと残っている痛みがあるならば、必ず両方を伝えましょう。
痛みが辛いと、減った痛みより残っている痛みだけを訴えてしまいがちですが、そうすると本当は現在の治療が効果があったのに効果がないと誤って伝わってしまいます。
又、複数の痛みに対する治療では、それぞれの痛みについて効果を伝えないと、的確な治療に辿り着くのに時間がかかってしまいます。
この様に、できるだけ時間をかけず、効果のある適切な治療を受けるためにも、患者様と医師の間で痛みの共通認識が必要不可欠です。


8.薬の効果と副作用
指示通り服用できているか、効果はどうか「よく効いている・少し効いている・途中で効き目が切れる・効かない(痛みが変わらない)」)、副作用の嘔気・便秘・眠気等も確認する。

以上のように、限られた診察時間を有効に使うために、医師に自分の痛みの状態をうまく伝えることが、とても大切です。



投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2014.07.02更新

医師とどのようにコミュニケーションをとるかが納得いく治療効果をあげるための医療が受けられるかどうかの分かれ目となります。

病気を治すのは患者様と医師の共同作業であり、医師任せではなく主体的に前向きな姿勢で治療に取り組むと効果に差が出てきます。

又、痛みは非常に主観的かつ複雑であるため、患者様と医師が痛みの共通認識(共有できる痛みの評価)を持つことは、的確な治療のために必要不可欠であり、そのために「痛みを上手に伝える方法」は重要となります。

次回、そのポイントについて詳しくお話ししていきたいと思います。



投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

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