クリニック通信ブログ

2013.12.11更新

では、最近の痛みの治療はどのようになっているのでしょうかsign02

現在、画像診断では見つけにくい痛み、又は、他の検査で異常がない原因不明の痛みには、多角的なアプローチが必要と言われています。

かわたペインクリンックでは、すでに痛みに対する多方面からのアプローチを行っており、神経ブロック療法や薬物療法、理学療法はもちろん、西・東洋不問の手技療法や心理療法などを用いた診断的治療が可能です。

又、慢性痛は原因が一つとは限らず、骨・神経・筋肉・関節の障害の他、心理(不安・うつ)・社会(家族・休業)的要素が複雑に絡み合い、さらなる不要な痛みを生みます。また、痛みに固執しすぎて痛みを慢性化させている重要因子を見落としがちですが、その原因に気づかない限り痛みはなくなりません。

この様に慢性痛は様々な要素の複合的な痛みであるため身体面と精神面の総合評価が可能な複数の職種が合同で治療する集学的医療の必要性が重要視されています。

当院では麻酔科医・精神科医・理学療法士・看護師などを配置し、これら専門職がそれぞれの観点で痛みを評価し、全職種が合同で治療方針を検討し決定しています。

このように、当院では、痛みの治療の最先端ともいえる「痛みの多角的評価」と「痛みに対する集学的アプローチ」が可能ですので、ぜひご相談下さい。



投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2013.11.25更新

最新の痛みの治療について、現在、次のような傾向があると言われています。

1.画像診断で見つけにくい痛みの原因
最近、画像検査だけでは全ての痛みの原因をみつけることができないと言われます。
画像診断の所見だけで判断してしまうと治せるはずの原因を見落とす恐れがあります。

また、症状改善に結びつきにくい無用な治療を行う危険性もあります。


2.痛みのほとんどは原因不明
痛みの中には明確な原因がわからないものが多いのも現状です。
例えば、腰痛の約8割は原因不明とも言われ、長引く痛みに対して、医療機関を転々としても、その大半は原因がはっきりせず、症状を抑えるだけの治療に終わる事も多いです。



投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2013.11.19更新

痛みの治療は、時代と共に、刻々と変化しています。
今回は、痛みの治療の最前線について、お話していきたいと思います。
まず、その第一弾として、"痛み"と"ペインクリニックの役割"について、基本的なお話から始めたいと思います。



1.痛みとは?
痛みは、身体に異常を知らせる警告反応として大切な役割がありますが、痛みの原因が明確になった後も続く痛みは、
有益な存在から、不必要でさらには有害な存在となります。

警告の役割を終えた痛みが長く存在すると、より強い痛みや新しい痛みが現れ、いわゆる「痛みの悪循環」が生じます。
痛みが長期化すると、私達の生活の質(QOL)が低下します。

2. ペインクリニックとは?
ペインクリニックとは、このような不要かつ有害な痛みを取り除く治療を行う"痛みの専門クリニック"です。
日本では昭和30年代後半から多くの麻酔科医が痛みの治療に取り組み、現在では、患者様の生活の質(QOL)の維持と向上を最終目標に痛みを取り去ることをペインクリニックの大きな目的としています。 



投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2013.11.13更新

かわたペインクリニックの心療内科である守田稔先生が2013年9月29日(日)開催された『日本リハビリテーション医学会の市民講座』で「リハビリの大切さについて」講演されました。

2003年に全盲で初の医師国家試験合格者である心療内科医の守田稔先生は、「9月29日リハビリテーションを考える日」に大阪労災病院(堺市)において、公益社団法人日本リハビリテーション医学会が開催した市民公開講座「地域でいきいき楽しく生きる」(関連記事)の中で,「障害とどのように向き合ってきたか〜リハの大切さ〜」と題して講演を行いました。

守田先生は、これまでの自身の体験を通して、リハビリについて次のように捉え、感謝の念を伝えています。

「リハビリは他の医療と比べて患者に寄り添っている時間がとても長い診療科です。リハビリに身体だけでなく心も支えてもらった。」


詳しくは、「医師のための専門情報サイトMT Pro」のMTPro記事2013年10月記事(http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1310/1310039.html)をご覧ください。


投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2013.11.01更新

11月1日で当院はお陰様で10周年を迎えました。

開院当初は"奈良市で初めての痛み専門クリニック"ということもあり"ペインクリニック"という存在もあまり周知されていませんでしたが、今では大変多くの皆様に日々ご来院頂いております。

「痛みのことなら"かわたペインクリニック"」とより多くの方々に思って頂けるよう努めて参ります。

また、"地域の皆様に愛され患者様に寄り添えるクリニック"を目指して参りたいと思います。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。






投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2013.10.22更新

症は病気です。

しかし、不眠症は病気とはいえ、完治の見込みがない類のものではありません。

まずは、不眠外来にかかり、不眠症の原因を特定することが重要です。

当院の心療内科では、投薬治療だけでなく、睡眠指導や自律訓練法や遠絡療法などの心理療法も取り揃え、バラエティに富んだ不眠治療が可能です。

不眠症は必ず完治すると言い聞かせ、自分から「治る」という認識を強く持つことが最良の薬となります。

不眠症を治療することで毎日をハツラツと過ごすことができます。

不眠に悩む方は、是非かわたペインクリニックへご相談下さい。






投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2013.10.14更新

『良質な睡眠を確保するために知っていると役立つ睡眠の話』についてお話したいと思います。


●寝室環境
⇒快適で騒音のない睡眠環境が理想です。寝室を快適な温度に保ちましょう。暑すぎたり寒すぎたりすれば、睡眠の妨げとなります。

●定期的な運動

⇒なるべく運動のスケジュールを入れましょう。運動すれば寝つきが良くなったり、睡眠が深くなる可能性があります。
●規則正しい食生活
⇒規則正しい食生活をして、すきっ腹で寝ないようにしましょう。空腹で寝ると睡眠は妨げられます。但し、睡眠直前の脂っこいものや重い食べ物は避けましょう。
●就寝前の喫煙
⇒夜は喫煙を避けましょう。ニコチンには精神刺激作用があります。
●就寝前のお酒
⇒眠るための飲酒は逆効果です。アルコールを飲むと一時的に寝つきが良くなりますが、徐々に効果は弱まり、夜中に目が覚めやすくなってしまいます。また就寝前4時間以内のカフェイン摂取は、寝つきにくくなったり、夜中に目が覚めやすくなったり、睡眠が浅くなったりします。
●寝床での考え事
自分の問題に取り組んだり、翌日の行動について計画したりするのは翌日にしましょう。心配した状態では、寝つくのが難しくなるし、寝ても浅い眠りになってしまいます。



不眠に悩んでるという方は、以上、6つの項目について、今一度、自分の睡眠環境について見直してみてはどうでしょうかsign02

投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2013.10.07更新

日本では、現在、成人の30%以上の人がなんらかの不眠症状をもっていることをご存知ですかsign02

不眠症状は、夜間の苦痛だけでなく、日中の眠気、だるさ、集中困難などを併せ持っていることがあります。

また、近年、日本での睡眠薬の処方は一貫して増加を認め、2009年時点で3か月に1度は処方を受けている成人は4.8%になりました。

不眠症状でお困りの方は、薬物治療を考える前に一度睡眠環境を見直してみて下さい。

また、現在、睡眠薬をお使いの方もお薬以外で工夫できるところがないか考え直してみましょう。

次回は、「良質な睡眠を確保するために知っていると役立つ睡眠の話
」についてご紹介したいと思います。






投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2013.09.16更新

オピオイド薬の長所はどういった点にあるのでしょうかsign02

慢性痛は、周囲になかなか理解してもらえず、生活の質を低下させて人間らしさを奪っていきます。

オピオイド鎮痛薬は、強い鎮痛作用により慢性痛で損なわれた食欲や睡眠等の日常生活を改善することが立証されています。

オピオイド薬は、脊髄や脳などにあるオピオイド受容体という部位と結合し、脊髄や脳への痛みの伝達を遮断するため、大きな鎮痛効果を発揮します。

オピオイド鎮痛薬は、消炎鎮痛剤で効果不十分な慢性痛に効果を発揮し、自分らしく生きる人生のサポーターとして強い味方です。

慢性痛にお悩みの方は、我慢せず、ぜひご相談下さい。







投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

2013.09.12更新

最近、保険適応に認可されたオピオイド鎮痛剤とはどんなお薬でしょうか?

オピオイド鎮痛薬は、脳から痛みを緩和するので慢性痛に非常に有効です。

脊髄や脳などにあるオピオイド受容体という部位と結合し、脊髄や脳への痛みの伝達を遮断するため、大きな鎮痛効果を発揮します。
侵害受容性疼痛(体の組織の損傷による痛み)はもちろんのこと、一般的な痛み止めでは効きにくい神経障害性疼痛(中枢・末梢神経の障害による痛み)にも有効です。
心因性の痛みには使用不可ですが、消炎鎮痛剤で効果不十分な慢性痛に効果を発揮します。


【当院で取り扱っている オピオイド系鎮痛薬】
①トラマール
⇒今まで癌性痛の効能しかなかったが2013年6月に慢性疼痛の効能が追加され広く使用可能となった。
②トラムセット
⇒トラマドールと解熱鎮痛薬アセトアミノフェンの配合剤で副作用の軽減をはかった製剤。抜歯後の疼痛を始め色々な病気による慢性疼痛に幅広く適用可能です。

③ノルスパンテープ
⇒変形性関節症と腰痛症で保存的治療では痛みが解消せず日常動作に障害となる場合に適用。
④コデイン(1%)
⇒消炎鎮痛剤等で効果不十分な時処方。
⑤デュロテップ
⇒癌性痛に処方されることが多いが、貼り薬のデュロテップは最後の切り札として、強い慢性疼痛に適応。






投稿者: 医療法人良仁会 かわたペインクリニック

entryの検索

カテゴリ

かわたペインクリニックかわたペインクリニック診療内容
心療内科クリニック通信ブログ
医療機関の方へ求人情報
リンク集Facebook